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大人ニキビを治す「魔法のことば」

更新日:2024年3月14日


大人ニキビを治すには「健康な肌を取り戻そう!」


ニキビ、肌荒れに30年以上悩んで、県内外の皮膚科も10件以上通って、本も30冊以上は読んできた

私の結論は

「ニキビ、肌荒れを無くそう!」と思ってスキンケアに取り組まないほうがいい!!

ということ。

じゃあなんて思うかというと、

「健康な肌を取り戻そう!」


「健康な肌を取り戻そう!」

迷ったらこれを思い出す。


じゃあ健康な肌って?

「キメが整っていて正常なターンオーバー(新陳代謝)を繰り返すことで保たれている肌」

この健康な肌の定義もしっかり脳にたたきこんでください(笑)


皮膚は成人だと畳一枚分くらいある「最も大きな臓器」で、細菌やカビ、ウイルスなどの侵入を防いでいます。

健康な皮膚は、プラスチックと同じくらい水を通さないといいます。

もし、皮膚が水を通したら体にお風呂のお湯が全部入ってしまいます(笑)

皮膚が健康な状態でないとバリア機能が保たれません。





肌のキメ(肌理)とは


では肌のキメとは?肌のキメとは、皮膚の表面にある無数の細かいくぼみと高まりのこと。


整っている肌のキメ(肌理)
肌のキメ(肌理)

くぼみの部分を皮溝、盛り上がった部分を皮丘と呼びます。 皮溝の幅が狭く・浅く、皮丘も平らで揃っている状態を「肌のキメが細かい」と表現します。

肌のキメは、肌表面だけではなく内部の状態によっても変化するのが特徴です。

キメが細かく整っていると光が乱反射して透明感がありキレイに見えます。






「ビニール肌」とは?



肌のキメ(肌理)の4つのレベル
肌のキメ(肌理)のレベル

レベル4の肌はキメが無くなってしまっています。

最近よくいわれる「ビニール肌」です。ビニール肌はまるでビニールのようなツルツルした印象で、一見美肌に見えますが、角質層が薄くなってキメが失われているため、フラットでツルツルになった状態をいいます。

角質層とは肌の一番外側の部分でバリア機能の要となる部分です。


ビニールのようにピンと張ったような肌状態なので綺麗な肌に見えるため「美肌」と思われがちですが、実はここが落とし穴!

角質層が剥がれて薄くなると刺激を受けやすく、肌トラブルが起こりやすくなります。

健康な肌は桃のような光り方ですが、ビニール肌はリンゴのような光り方。

健康な子どもの肌は桃のようなフォギーな肌ですよね。


ビニール肌は刺激に弱く肌荒れが頻発します。

成人式の式典に出席の二十歳の若い女の子のメイクしていて、「お肌きれいだな〜」と思った子が実際メイクをしてみたら、ビニール肌ってことに気づきます。

見た目はキレイなんですが、肌の表面がめくれてて、メイクのノリも悪いです。

ズルッっとするというか、それこそビニールにメイクしているような感じです。


ビニール肌は

•角質層が薄く肌が弱いために、紫外線のダメージを受けやすく、シミの原因に

•肌が敏感なために、外的刺激に弱くニキビなど炎症の原因に

•肌が乾燥しているために、シワの原因に




健康な角質層を取り戻そう!


とにかく、健康な肌を取り戻すには、角質層を守ること。

角質層は0.02㎜。

10枚重ねてやっとサランラップの厚み。

なにもせずに自然にしてても垢として剥がれ落ちる角質層。

水やお湯につけたら、ふやけてさらに剝がれやすくなる角質層。


人間もほかの動物と同じ生き物です。本来、肌は新陳代謝を繰り返しています。

だから、サランラップの厚み以下の角質を無理に剥がしてしまわないように細心の注意を払う必要があります。

人間は動物と同じ「生き物」なのに、メイクをしたり、メイクを落とすためにクレンジングをしたり、洗顔をしたり、あきらかに肌を擦り過ぎています。

そのため、健康な肌が保てなくなっています。





大人ニキビを治す「魔法のことば」


一番角質層にダメージを与えるのは、クレンジングと洗顔のときです。

もちろんメイクのときや、スキンケアの時も気を付けてください。

とにかく擦らないように。

出来たらメイクも軽めにして、クレンジングを擦らず、手早く。洗顔も手早く。


クレンジング剤を肌に載せたら20秒で洗い流す。

洗顔フォームも肌に載せたら20秒で洗い流す。


20秒を意識するのに「魔法のことば」があります(笑)

これさえ覚えれば長くクレンジングしてしまう失態を防げます(笑)


「もしもしかめよ、かめさんよ~せかいのうちでおまえほど~あゆみののろいものはない~どうしてそんなにのろいのか~」

うさぎとかめ
うさぎとかめ

で約20秒。

これを朝晩続けるのです。

20秒をタイマーで計るのは手間なので、「魔法のことば」を考案いたしました。

20秒であれば、お好きな「魔法のことば」で結構です。


意識しないと1分以上は時間をかけてしまいます。

擦らず、クレンジング剤や泡の成分で落とすだけ。

泡はしっかり落とす必要ありますが、メイクがほんの少し残ってても問題なしと思いましょう!

表面の角質層は日々、垢となって落ちていくのですから。

それより無理やりに擦って落とすほうが肌ダメージが大きいのです。

大人ニキビを治す「魔法のことば」を今日から始めましょう!




お手入れのしすぎが肌トラブルをひきおこす


肌トラブルから肌を守ってくれている角質層を守る!!これに尽きると思います。


これが健康な肌への近道です。

近道とはいえ、一度壊れてしまったターンオーバーの機能をもとに戻すのには数か月かかります。

肌の角質層(キメ)を戻すのは変化の見えにくい戦いになります。


ニキビがあると、なんとかしたくなって、どうしてもしっかり汚れを落としたくなるし、

あれこれお手入れを頑張りたくなります。

それは痛いほどよくわかります。世の中が、そうしましょう!って言っているし。


スキンケア化粧品が進化してきているはずなのに。

10年前と比べて圧倒的に乾燥肌、敏感肌が増えています。


お手入れしている人ほど、敏感になりやすい。

ちょっと、お手入れに無頓着くらいの人が健康な肌だったりします。

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